【WBC強化試合戦評】埼玉西武・秋山選手の3適時打4打点の活躍などで2桁得点の大勝

パ・リーグ インサイト

2016.11.11(金) 00:00

来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシックへ向けての強化試合4連戦の初戦は、投打に精彩を欠き3対7で敗れた侍ジャパン。第2戦の今日は、昨日代打で出場した北海道日本ハムの大谷選手が「3番・指名打者」でスタメン出場。4番には第1戦に続いて同じく北海道日本ハムの中田選手が座り、強化試合第2戦は幕を開けた。

初回、いきなり3番の大谷選手が左翼線への二塁打を放つと、続く4番の中田選手も右翼線ギリギリにポテンと落ちる適時二塁打を放ち、北海道日本ハム所属の2選手の連打で幸先良く1点を先制する。

続く2回には、埼玉西武の秋山選手が外角低めのカーブをうまくすくい上げる適時二塁打を放ち、2点目を挙げると、3回には先頭打者の大谷選手が四球で出塁し、巨人・坂本選手の犠飛などで1点を追加する。

4回裏に同点とされ、3対3で迎えた5回表。大谷選手が内野安打を放ち全力疾走で出塁に成功すると、すぐさま盗塁を決め無死2塁の好機を生み出す。すると5番の横浜DeNA・筒香選手の内野ゴロの間に3塁走者の大谷選手が自身の「足」で1点をもぎ取り、勝ち越しに成功する。なおも続く2死満塁の場面で秋山選手に打席が回ると、押し出し四球で1点を追加。再びリードを2点に広げる。

7回には秋山選手の今日2本目となる適時打で追加点を挙げると、中田選手に代わって4番に座った福岡ソフトバンク・内川選手が低めの変化球を三遊間へ運び、5点差とする。

8回には北海道日本ハムの中島卓選手が四球を選び、盗塁などで1死3塁とすると、秋山選手が初球をたたき適時打を放つ。秋山選手はこの試合3適時打4打点の大活躍。「恐怖の9番打者」としてしっかりと機能。最終回の攻撃では、福岡ソフトバンクの中村晃選手がとどめの一発となる2ランを放ち、11対4と大量リード。

投手陣では、先発の野村投手に代わり、5回からマウンドに上がった北海道日本ハム・増井投手が、打たせて取る投球で5、6回を無失点に抑える好投。7回に無死1,2塁のピンチを招き1点を奪われるも、その後は立て直して3回1失点に抑える。続いてマウンドに上がった北海道日本ハム・宮西投手も8回を3者凡退に抑える好投を見せ、反撃を防いだ。

秋山選手や大谷投手らパ・リーグの選手の見事な活躍ぶりで、強化試合第2戦は11対4で大勝。明日、明後日のオランダ代表戦でも勝利を収め、強化試合3連勝で2017年の本番を迎えたい。

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