【WBC強化試合戦評】黒星発進も、パ・リーグの覇権を争った両チームのバッテリーが活躍

パ・リーグ インサイト

2016.11.10(木) 00:00

2017年の3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシックへ向け、今日から4日連続で強化試合を行う侍ジャパン。パ・リーグからは投手6名、野手8名の計14選手が選ばれ、10日、11日のメキシコ代表戦、12日、13日のオランダ代表戦に臨む。

強化試合初戦の先発マウンドに上がった福岡ソフトバンクの武田投手は、初回から連打と四球で無死満塁の場面を迎え、いきなり長打が出れば大量失点のピンチを迎える。しかし、ここは今季も対戦経験のある楽天所属の4番・アマダー選手を空振り三振に打ち取って1死を奪うと、後続からも三振を奪い、3者連続三振でこのピンチを切り抜ける。

武田投手は2回、3回は立ち直っていずれも3者凡退。4回に失策絡みで1点を失うが、4回1失点と先発として試合を作り、苦しみながらもしっかりと立て直す投球を披露した。

野手では、終盤までマスクを被った北海道日本ハム・大野選手が攻守で活躍を見せた。6回裏に外寄りの投球に対してうまくバットを合わせて右前安打を放つと、守っては8回表に1塁走者の盗塁を阻止する好送球。今季のパ・リーグの優勝を争った両チームのバッテリーが国際舞台でも活躍を見せた。

今日の試合はメキシコを相手に3対7で敗戦。明日も今日と同じくメキシコとの強化試合が行われる。チーム全体として課題が残る試合ではあったが、明日以降はそれぞれが本来の力を発揮して、第1回、第2回と連覇した日本の意地を見せたい。

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