2打席目まで空振り三振も…第3打席にチェンジアップを右手一本で運ぶ技ありヒット
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)の本拠地ジャイアンツ戦に「4番・DH」で先発出場した。メジャー移籍後初めて4番、そしてクリーンアップに入り、第3打席に右前打。右腕クエトの前に2打席連続空振り三振に倒れていたが、6回に技ありのヒットを放った。同一シーズンで3試合以上先発登板している選手が4番で出場したのは、メジャーではベーブ・ルース、ジョージ・シスラーらを含めて史上16度目&13人目。1961年のドン・ラーセン以来、57年ぶりの“偉業"となった。
大谷は、変則的なトルネード投法でも知られるクエトのチェンジアップにタイミングが合わず、2打席連続で空振り三振。0-0で迎えた初回1死一塁の場面ではカウント1-2から振らされ、0-3とリードを奪われて迎えた4回の第2打席では変則的なフォームに完全にタイミングを外されて3球三振に倒れた。
エンゼルスはクエトの前に5回まで無安打に抑えられるも、6回先頭のキンズラーが初ヒット。さらに、1死からアップトンは遊ゴロ失策で1死一、二塁となり、4番の大谷に好機で打席が回る。カウント2-2からチェンジアップを右手一本でライト前に運ぶ技ありのヒット。2打席連続で空振り三振に倒れていたチェンジアップを捉え、満塁へとチャンスを広げた。しかし、続くバルブエナは併殺に倒れ、得点は奪えなかった。
エンゼルスは8回、トラウトのメジャー単独トップとなる9号2ランで2点差に迫る。大谷はその直後、1死走者なしの場面で打席へ。しかし、ここは左腕ワトソンの前に遊ゴロ。間一髪のタイミングだったが、アウトとなった。
開幕から「8番・DH」で出場を続けた大谷は13日(同14日)の敵地ロイヤルズ戦で初めて「7番・DH」に昇格し、19日(同20日)の本拠地レッドソックス戦からは「6番・DH」で2試合に出場。21日(同22日)の本拠地ジャイアンツ戦はスタメンから外れ、出場機会がなかった。
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