千賀の登板回避も影響「完投したい気持ちはある」
福岡ソフトバンクの武田翔太が20日、敵地で行われる北海道日本ハム3連戦の初戦に先発する。登板が予定されていた14日の熊本での試合が雨天中止となり、中12日で迎える先発マウンドだ。
武田にとっては少し遅く巡ってきた今季3度目の先発マウンド。中止となった熊本の試合を経て、中12日での登板だ。長めの調整期間を「身体の疲れを取ったり、可動域を広げたり、まずは身体のコンディションを整えて、自分が動きやすいように調整してきました」という。「投げることに関しては自分の中でもいい感じです」と話しており、投球の感覚と自らの身体の動きをよりマッチングさせることに時間を費やしてきたようだ。
千賀滉大が今後のことを考えて22日の登板を回避することが決まり、その日は現状のブルペン陣で初回から細かくつないでいく案も浮上。武田には1イニングでも長く投げてブルペン陣に負担をかけないことが求められる。
「常に長いイニングをと考えていますし、完投したいという気持ちもあります。実際に投げてみないとどうなるかはわかりませんが、中継ぎの負担を軽減するためにも、しっかり投げたいです」と、役割はきちんと認識している。19日に石川柊太が完投目前まで投げたことも、大きな刺激になったはずだ。
札幌ドームはプロ初勝利を挙げた場所。武田が「嫌いではないし、いいイメージはあります」というのも当然だろう。自らの今季初白星のためにも、長いイニングを投げて結果を残したい。
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