8月30日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第15回戦は、5対0でオリックスが勝利。連敗を「5」でストップさせ、意地を見せた。
アルバース投手と中村稔弥投手の投げ合いで始まった試合は、3回までスコアボードに0が並び投手戦の様相を呈する展開に。両軍無得点で迎えた4回裏、オリックスは先頭の3番・中川圭太選手の安打などから無死1、2塁と先制のチャンスをつくると、5番・ジョーンズ選手の打球に敵失策が絡み2塁走者が生還。ようやく均衡が破られると、7番・松井佑介選手にも適時打が生まれ、この回2点を先取する。
5回裏には、2番・福田周平選手、4番・吉田正尚選手の安打で2死1、2塁とする。するとジョーンズ選手が中村稔投手の球を振り抜き、打球はレフトスタンドへ一直線。これが10号3ランとなり、リードを5点に広げた。
アルバース投手は7回を投げて104球6安打6奪三振1四球無失点と役割を果たしたところでマウンドを降りる。8回表からは2番手に漆原大晟投手がマウンドへ上がり、ピンチを迎えながらも無失点でつなぐと、9回表には富山凌雅投手が登板。4番から始まる千葉ロッテの好打順を無失点に抑えて5対0で試合終了。
勝利したオリックスは、アルバース投手の好投に打線が応えて8月最終戦を白星で締めた。打っては吉田正選手が連続試合安打を「18」まで伸ばし、ジョーンズ選手も5回裏の3ランで今季2桁本塁打をマークした。一方の敗れた千葉ロッテは、中村稔投手が中盤に崩れ自身2連敗。打線も序盤から好機を作りながらも、決定打が出なかった。
123456789 計
ロ 000000000 0
オ 00023000X 5
ロ ●中村稔弥-小野郁-東妻勇輔-山本大貴
オ ○アルバース-漆原大晟-富山凌雅
文・和田信
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