「ライオンズ・クラシック2018」の初戦。ライオンズとして球団史上初の東京ドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの一戦。いまだ首位を快走中の埼玉西武の先発は十亀投手だ。ここまで2試合に先発し、7回2失点、7回3失点と安定した投球を披露している。対する北海道日本ハムは上沢投手に先発のマウンドを託す。ここまで2試合に先発し防御率0.64と素晴らしい投球を続けている。

注目の初回、十亀投手は2奪三振含む3者凡退に抑える完璧な立ち上がり。一方の上沢投手は2死1,2塁のピンチを招くも松本選手の好守もあり無失点で切り抜けた。

試合を動かしたのは北海道日本ハムだった。3回表、先頭の田中賢選手が安打で出塁し、犠打と四球で1死1,3塁の好機を作ると2番・近藤選手が中前適時打を放ち先制。打率4割を超える近藤選手の一打で北海道日本ハムが先制に成功する。

援護を受けた上沢投手だったが3回裏、源田選手に頭部死球を投じてしまい、まさかの危険球退場に。頭部死球を受けた源田選手はその場に倒れ込むが、自力で歩いてベンチ裏に下がり、再びグラウンドに戻りプレーを再開した。

上沢投手のまさかの降板劇を受け、緊急登板となった玉井投手。しかし、この場面で埼玉西武のクリーンアップを打ち取る見事な投球で無失点に抑えた。

4回表、5番・アルシア選手が1号ソロ。続く5回表にはレアード選手の内野安打が敵失を呼びさらに1点を追加。5回裏に1点を返されるも、6回表には8番・清水選手が4号2ラン。7回表、8回表にも加点し、3回から6イニングス連続得点で埼玉西武を圧倒。反撃を細かい継投策で抑え込み、7対2で北海道日本ハムが勝利した。

勝利した北海道日本ハムは先発の上沢投手が危険球により3回途中で降板したが、救援陣が見事なリレーで強力・埼玉西武打線を2点に抑える好投。打線も3本塁打を含む9安打7得点と爆発し快勝を収めた。

敗れた埼玉西武は投手陣が崩れ7失点。打線は12安打を放ったものの、北海道日本ハムの継投の前に要所を締められ僅か2得点。球団史上最多となる4万4978人が詰めかけた一番で、連敗を喫した。