大量得点で楽天が連敗ストップ。先発・池田隆英は待望のプロ初勝利

パ・リーグ インサイト

2018.4.15(日) 16:40

楽天生命パークで開催されるのは、今季最初の「TOHOKU PRIDE DAY」。普段とは異なる黒いユニホームに身を包む楽天は、池田投手を先発のマウンドに送る。前回登板は6回1失点と好投しながらも白星はならず。今日こそ念願のプロ初勝利をつかみたいところだ。

対する埼玉西武は、昨日の勝利で3連戦の勝ち越しを決めた。今日も先発・ウルフ投手を中心に投打のかみ合った試合をしたい。

1回表、楽天の池田投手が無失点に抑えて静かに立ち上がった試合だったが、その裏、楽天打線が埼玉西武のウルフ投手に襲いかかった。まず、1死から打席に入った2番・茂木選手が初球を左前に落とすと、3番・ペゲーロ選手が二塁打で続き、4番・ウィーラー選手が死球を受ける。1死満塁となり、ウルフ投手の暴投で楽天が1点を先制。

そして1死2,3塁から、5番・銀次選手が中前に適時打を運んで追加点を挙げると、ここから怒とうの猛攻が始まった。続く藤田選手も敵失で出塁し、7番・アマダ―選手が適時打を放ってなおも1死1,3塁の場面で、8番・岡島選手が駄目押しの3ラン。0回1/3でウルフ投手が降板した後も2番手・小石投手から1点を奪い、楽天が8対0と初回から大量リードを握った。

大量援護をもらった池田投手は、2回以降も埼玉西武打線を寄せ付けない。勢い付いた楽天打線も、3回裏に3番・ペゲーロ選手の適時打、4回裏にアマダ―選手の1号2ランと、外国人選手の活躍で追加点を挙げ、4回を終えて11対0と楽天が試合の主導権を握る。

5回表に1番・秋山選手に一発を浴びた池田投手だったが、6回までこの1点のみに抑え、続く7回表もマウンドに上がる。しかし、先頭の金子侑選手の安打を皮切りに無死1,3塁のピンチを招くと、続く源田選手の犠飛で2点目を許す。さらに1死1,2塁と再びピンチを背負うと、今度は4番・山川選手に3ランを浴び5失点。ここで2番手・濱矢投手にマウンドを託し、池田投手はマウンドを降りた。

11対5と6点をリードして終盤を迎えた楽天は、救援投手が踏ん張りを見せる。2番手・濱矢投手、3番手・福山投手が埼玉西武打線を無失点に抑える好投を披露し、打線も8回裏に銀次選手の犠飛で1点を追加。12対5と楽天の7点リードとなって、試合は最終回へと突入する。

逃げ切りを図る楽天は、9回表のマウンドに守護神・松井投手を送る。山川選手に適時打を許し満塁のピンチを迎えたものの、8番・岡田選手を左飛に打ち取り試合終了。楽天と埼玉西武のカード最終戦は、楽天が12対6で勝利を収めた。

初回に大量得点を挙げ、リードを守った楽天が連敗を3で止めた。7回途中まで投げた池田投手は、3試合目にして待望のプロ初勝利。新加入の山下選手が猛打賞を記録し、4年目・八百板選手もプロ初出場を果たすなど、新戦力が躍動する試合となった。

対する埼玉西武は、大量失点が響き連勝は3でストップ。しかし、打線は14安打を放つなど好調を維持しており、期待の2年目・中塚投手も今季初登板を果たした。

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