プロ初先発で5失点の板東に「最初の失点が心理的に働いた」
■埼玉西武 6-0 福岡ソフトバンク(30日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクは30日、本拠地での埼玉西武に6-0で完封負けを喫した。プロ初先発の板東湧梧投手が5回途中5失点。打線も埼玉西武投手陣の前に得点することができず。試合後の工藤公康監督は淡々と試合を振り返り、この日の反省を明日以降に活かすことの大事さを強調した。
板東は初回に森と山川の連打で1点を失うと、その後は3被弾を許し計5失点。5回1死からこの日2つ目の四球を出したところで降板した。工藤監督はバッテリーとしての反省を促し、この日の敗戦を4戦目以降に繋げることを求めた。
「同じ打者に同じように打たれるのはあまり良くない。ストライクゾーンに集まってしまったこともありますが、カウントを不利にしてというところもある。こういう試合ってあるんですよ、妙に相手に合ってしまうようなね。こういうのをきっかけにしてもらって、明日の試合にどう繋げていくかが大事」
板東については「先発で力が入るだろうなとは思っていましたが、リリーフの時のような伸び伸びとしたところが見られなかったですね。最初の失点が心理的に働いたところもあるとは思います。今後のことはまた投手コーチと話をします」と語った。
また、4回の攻撃で無死二・三塁の好機で得点できなかったことに触れ「もったいないとは思いますけど…相手投手も『やばいな』と思っているところで、どちらも(栗原と上林)初球(凡退)ですからね。積極的にいくことは決して悪くはないですが、相手の心理をもう少し理解できるようになってくれたら」と指摘した。
完封負けにも「このカード(前半3連戦)は勝ち越しましたし、また明日から新たなカードとして気持ち新たに切り替えていきましょう」と、気持ちを切り替えていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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