エース同士の投げ合いも乱打戦に。埼玉西武が打ち勝ち、源田壮亮は打点王に躍り出る

パ・リーグ インサイト

2018.4.13(金) 21:41

14日にパ・リーグで唯一行われた楽天と埼玉西武の3連戦初戦。楽天の先発は則本投手だ。前回登板の福岡ソフトバンク戦では8回2失点の投球で今季初勝利を手にした。リーグトップの打率.276を誇る埼玉西武打線相手に好投を続けることができるか。

対する埼玉西武の先発は開幕から2連勝と波に乗っている菊池投手だ。自身11連勝中と得意とする楽天相手に、今日も勝利を収めたい。

試合は初回から動いた。1回裏、楽天の攻撃。先頭の島内選手が中安打で出塁すると、今季初スタメンの2番・渡辺直選手が左越適時二塁打を放つ。続くペゲーロ選手にも3号2ランが飛び出し、楽天が苦手・菊池投手を相手に、初回から3点を先制した。

しかし、直後の2回表、埼玉西武が反撃を開始。先頭の山川選手が4号ソロをかっ飛ばすと、続く森選手、6番・外崎選手の連打で無死2,3塁となる。そして1死から8番・炭谷選手が同点打。さらに続く金子侑選手が四球で好機を広げると、2死1,2塁から2番・源田選手が逆転の2点適時打を放った。

埼玉西武が則本投手を攻め立て、この回一挙5得点。5対3と試合をひっくり返し、続く3回表には楽天のバッテリーエラーで1点を追加。埼玉西武が6対3と序盤から3点のリードを握る。

このままでは終われない楽天は6回裏、安打と四球で1死2,3塁の好機を作ると7番・今江選手の適時打で2点を返し、5対6と中盤で1点差に詰め寄る。

このまま逃げ切りたい埼玉西武は7回裏から継投へ。7回裏・平井投手、野田投手、8回裏・武隈投手が反撃を許さず無失点に抑える。そして9回表に森選手の適時打で1点を追加し、9回裏は守護神・増田投手が締めて試合終了。試合は埼玉西武が7対5で勝利した。

勝利した埼玉西武は、森選手、外崎選手が猛打賞の活躍。菊池投手は6回5失点と本調子ではなかったが、打線に6点の援護をもらい3勝目を手にした。敗れた楽天はエース・則本投手が崩れて6回6失点。打線が追い上げ、最終回に一打同点のチャンスを作るもあと一歩及ばず。僅差で敗れて連敗となった。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE