開幕から続いていた埼玉西武の連勝は8でストップした。連勝が止まったとはいえ、開幕からロケットスタートを切った埼玉西武。では、過去に開幕8連勝以上を決めたパ・リーグの球団は、最終的にどのような成績を残したのだろうか。
【11連勝】
1954年 西鉄
最終成績:90勝47敗3分(優勝)
日本記録となる開幕11連勝を飾った西鉄は、南海との優勝争いを制し球団創立初のリーグ優勝を達成した。ちなみに2位の南海とのゲーム差はわずか0.5。開幕連勝の好スタートを切ったものの、最後まで手に汗握る熱戦を繰り広げたことが分かる。
【10連勝】
1955年 南海
最終成績:99勝41敗3分(優勝)
前年西鉄が開幕11連勝を決めたが、この年は南海が開幕10連勝スタート。1954年と同じように西鉄と激しい優勝争いを繰り広げるものの、最終的には9ゲーム差をつけてリーグ優勝を飾った。なお、この年に挙げた南海の99勝は、現在もシーズンのプロ野球最多勝利記録となっている。
【8連勝】
1989年 オリックス
最終成績:72勝55敗3分(2位)
阪急ブレーブスからオリックス・ブレーブスに変わったこの年、前年本塁打・打点の二冠に輝いた門田博光氏が加わり、開幕から連勝。だが徐々に失速し、近鉄、西武とリーグ優勝を争ったが、最終的には近鉄が優勝した。オリックスは近鉄に勝率1厘差の2位だった。
1991年 西武
最終成績:81勝43敗6分(優勝)
前年2位のオリックスに12ゲーム差をつけてリーグ優勝し、巨人との日本シリーズでは4連勝で日本一に輝いた西武。この年は一時近鉄に首位を譲ったが、持ち直してリーグ連覇。日本シリーズでも広島を下し、2年連続の日本一に輝いた。
過去の例を見ると、1989年のオリックスを除き、全てリーグ優勝を達成している。今年の埼玉西武は秋に10年ぶりの歓喜の瞬間を迎えることができるだろうか…。
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