大城滉二が殊勲打。オリックスが連敗を5で止める

パ・リーグ インサイト

2018.4.12(木) 22:03

12日に京セラドーム大阪で行われたオリックスと楽天のカード最終戦。昨日はオリックスが9回裏に追い付き、延長12回を戦った末引き分けに終わった。

1敗1分で迎えるオリックスの先発マウンドに上がるのは、昨季京セラドーム大阪で防御率1.84と好相性だったディクソン投手。前回登板は6回4失点で敗戦投手になっており、今日こそ今季初勝利を手にしたい。

対する楽天は藤平投手が先発のマウンドに上がる。前回登板では5回2失点の力投も四死球7と精彩を欠いた。昨季無失点の京セラドーム大阪のマウンドで、今季初勝利をつかみたい。

初回は両先発とも無失点に抑える上々の立ち上がり。以降も3回終了までスコアボードに0を刻み、試合は投手戦の様相を見せる。両先発とも時折、得点圏に走者を背負うものの、要所を締める投球を続け、0対0と両チーム無得点のまま試合は終盤へ。

先に試合の均衡を破ったのは楽天だった。7回表、先頭の銀次選手が四球を選び、2死1塁の場面で嶋選手が適時二塁打。1塁走者が激走を見せて本塁に生還し、楽天が1対0と先制点を挙げた。

しかし直後の7回裏、オリックスが反撃。四球と敵失で1死2,3塁の好機を作ると、1番・宗選手が初球を叩いて2点適時二塁打。すぐさま2対1と逆転に成功する。

このまま逃げ切りたいオリックスは8回表・黒木投手、9回表・増井投手の継投に出る。だが9回表、増井投手がピンチを招くと、楽天・アマダー選手に適時打を浴び、土壇場で2対2と同点に追い付かれてしまう。

連日の延長戦かと思われたが迎えた9回裏。先頭の安達選手が右安打を放ち、1死から宗選手も安打で続く。安達選手の盗塁もあり1死2,3塁と一打サヨナラのチャンスを迎えると、ここで打席に入った大城選手が楽天・ハーマン投手の3球目をはじき返した。打球は左越えの見事なサヨナラ打となり、オリックスが3対2でパ・リーグ初のサヨナラ勝利を収めた。

勝利したオリックスは、白星こそ付かなかったものの、先発のディクソン投手が6回無失点の好投。打線では宗選手が猛打賞、大城選手が殊勲打。若い2人の躍動により、引き分けを挟んで連敗を5でストップさせた。

敗れた楽天は先発の藤平投手が6回まで無失点の好投を続けるも、失策も絡み7回に2点を失った。打線が土壇場で追い付くも、9回裏にハーマン投手がサヨナラ打を浴び、敗戦。オリックスとの3連戦を1勝1敗1分で終えた。

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