一度はチャレンジでセーフも、マーティンの執念実る
敵地レンジャーズ戦で先制タイムリーを放ったエンゼルス大谷翔平。11日(日本時間12日)の一戦で「8番・DH」で野手5試合目のスタメン出場を果たし、3打数1安打1打点1四球で7-2の勝利に貢献した。この試合では北海道日本ハム時代の同僚クリス・マーティン投手に牽制で刺される場面もあり、“元同僚対決"が現地でも話題となっている。
大谷はこの日、2回2死一、二塁の第1打席で相手先発左腕ムーアから先制の左前適時打を記録。その後の2打席は見逃し三振、投直に倒れたが、4点リードで迎えた8回先頭の第4打席で左腕ディークマンから四球を選んで出塁した。
この直後にマーティンがレンジャーズ4番手でマウンドへ。北海道日本ハム時代の同僚右腕は一塁に執拗な牽制を見せ、一度、アウトの判定が下されたもののエンゼルス側のチャレンジでセーフに。しかし直後に再び牽制を見せてアウトとした。この場面ではマーティンの執念が実った形だった。
この“攻防"は現地で話題に。エンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターでこの模様を速報。MLB公式サイトのエンゼルス番を務めるマリア・グアルダード記者も「今まさにショウヘイ・オオタニが元チームメイトのクリス・マーティンに牽制で刺された」と伝え、マイク・ソーシア監督が「(大谷は)彼(マーティン)があんな動きができるということを忘れてしまっていたんじゃないかな」と話したことをレポートした。
またMLB公式サイトも動画付きでこの模様を掲載。「レンジャーズの救援投手、クリス・マーティンは過去2年間日本でチームメイトだったショウヘイ・オオタニと対戦することはなかった。そういうわけで、彼は次善の策を取ったのである。牽制によるアウトだ」とレポートした。
記事提供: