MLB公式サイトが称賛、ピンチで完璧救援も「容易く見せている」
パドレスの牧田和久投手が10日(日本時間11日)、敵地ロッキーズ戦に2番手で登板し、ピンチで打者3人を打ち取る完璧な投球を見せた。3点のリードを守り、メジャー初ホールドをマーク。パドレスはそのまま5対2で勝利した。米メディアは、開幕から好投を続ける「サブマリン」について、打者を打ち取ることを「容易く見せている」と称えている。
牧田投手は3点のリードの7回、先発ルケシー投手が無死1,3塁とピンチを背負った場面でマウンドに上がった。デズモンド選手を右飛に仕留めると、三塁走者のアレナド選手はタッチアップできず。ストーリー選手には二盗を許したが、パーラ選手は80マイル(約129キロ)の速球で空振り三振に打ち取った。さらに、バライカ選手は初球の69マイル(約111キロ)で一邪飛に仕留めてピンチを脱出。相手の勢いを完全に消し、チームを勝利に導いた。
全10球のうちストライクは9球という圧巻の内容。これで3試合連続無失点としたサブマリンについて、MLB公式サイトは「マキタは(あの場面で討ち取ることを)容易く見せている」との小見出しで報じ、「ロッキーズは7回に(7回表に3得点したパドレスに対する反撃の)ラリーを今まさに決めようかとしていた。しかし、幻惑投法のパドレス救援投手であるカズヒサ・マキタに出くわしてしまった。無死1,3塁で迎えた場面で、マキタはイアン・デズモンド、ジェラルド・パーラ、パット・バライカを討ち取り、回を終わらせたのだった」と投球の詳細を伝えている。
さらに、米ヤフー・スポーツも「サブマリン投法のカズヒサ・マキタが7回無死一、三塁の場面でマウンドに上がり、ロッキーズにホームベースを踏ませなかった」と速報。大きな役割を果たしたことを伝えている。
防御率1.80と開幕から安定した投球を続ける牧田投手。その存在感は確実に大きくなってきている。
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