【試合戦評】今季のレギュラーシーズン最終戦。千葉ロッテが白星で締め、いざ福岡へ

パ・リーグ インサイト

2016.10.5(水) 00:00

今季のレギュラーシーズン最終戦。すでにセ・リーグは全日程を終えており、この試合でパ・リーグもレギュラーシーズンが終了となる。すでに全チームの順位は確定しているが、千葉ロッテは3日後にクライマックスシリーズのファーストステージを控えており、この一戦も全力で臨みたい。

初回は両者ともに無得点に終わったものの、2回裏に千葉ロッテが先制点を奪う。先頭の4番・デスパイネ選手と5番・井口選手が連続で四球を選び、6番・ナバーロ選手の当たりは詰まりながらもレフトの前へ。ナバーロ選手の6試合ぶりの打点となる一打で先制に成功する。

続く3回表に楽天がすぐさま反撃。先頭の三好選手が高めの直球をフルスイングすると、鋭い打球がそのまま左翼席に飛び込む3号ソロに。「しっかり自分のスイングをすることができた」という一発で楽天が試合を振り出しに戻す。

1対1で迎えた中盤に、再び千葉ロッテが突き放す。5回裏に9番・中村選手の適時二塁打で1点を勝ち越し、6回裏には7番・鈴木選手と8番・田村選手の連続2点適時二塁打。さらに、前の回に勝ち越し打を放った中村選手の適時三塁打で、一挙5得点。中盤に大きな勝ち越し点を奪って試合の主導権をがっちり握る。

援護を受けた千葉ロッテの先発・スタンリッジ投手は、タイミングを狂わせる緩い変化球を武器に、コーナーを丁寧に突く投球で7回1失点の好投。8回以降は救援陣に後を託すと、復帰後2度目の登板となる西野投手が無失点。最終回のマウンドに上がった内投手も無失点に封じ、今季最終戦を快勝で飾った。

千葉ロッテは3日後の8日からヤフオクドームでのクライマックスシリーズ ファーストステージを迎える。2010年以来となる「下剋上」なるか。まずはシーズンを連勝で締めたこの勢いのまま、鷹に全力で挑む。

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