4月10日からZOZOマリンスタジアムで行われる千葉ロッテと埼玉西武の今季初対決。井口新監督のもと順調な戦いぶりを見せている千葉ロッテは、開幕から無傷の8連勝と快進撃を続ける埼玉西武に対して、どのような試合を展開するか。ここでは8日の試合内容を振り返り、10日の見どころを挙げていく。
【昨季対戦成績】
千葉ロッテ→8勝1分、埼玉西武→16勝1分
8日に北海道日本ハムとの延長戦を5対2で制し、連敗を止めた千葉ロッテ。先発の酒居投手が6回途中2失点の好投を見せ、後を受けた中継ぎ6投手が無失点リレーをつなぎ、接戦を制した。
一方の埼玉西武は8日にオリックスと対戦。打線が9安打7得点と奮起し、7対4で勝利。1991年以来27年ぶりとなる開幕8連勝を果たした。
千葉ロッテの予告先発は石川投手。前回登板となる3日のオリックス戦では7回1失点の好投を披露し、1勝目を挙げた。対する埼玉西武の予告先発は十亀投手。前回登板の3日の福岡ソフトバンク戦では序盤に2点を失うも、立て直して7回を2失点にまとめ、勝利投手になっている。
千葉ロッテはリーグ2位のチーム打率.271と打線好調。中でも1番を打つ荻野貴選手は.375の打率をマーク、リーグトップとなる4盗塁を記録しており井口野球のトップバッターとして存在感を放っている。また、井上選手も状態を上げてきており、打率.324、リーグ3位の9打点をマークするなど4番としての仕事を果たしている。
一方、開幕8連勝と圧倒的な強さを見せ、2位に3.5ゲーム差をつけて首位を独走している埼玉西武は、12球団トップのチーム打率.286と強力打線が好調を維持。パ・リーグ打率ランキング10傑に4選手が名を連ねており、その強さを象徴している。
打線のみならず、埼玉西武投手陣も12球団トップのチーム防御率2.25を残している。そんな投手陣を支えているのが、クオリティ・スタート達成率100パーセントを叩き出す先発陣だろう。
打線好調チーム同士の対決。勝敗を分けるのはやはり先発投手だろう。両チームともに中継ぎは安定してきているため、先発投手の出来が勝負のカギを握るかもしれない。
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