千葉ロッテ・成田翔、巨人・田口麗斗から教わった“カーブ”の現状は?

パ・リーグ インサイト 岩下雄太

2018.4.7(土) 20:43

田口投手との自主トレで教わったカーブ

今年の春季キャンプ前に千葉ロッテの成田翔投手は、「投げ方が似ている部分があったので、自分からお願いして、一緒にやらせていただきました」と、2年連続2桁勝利を挙げた巨人の田口麗斗投手と自主トレを行った。

その自主トレで成田投手は「田口さんはブレーキのあるカーブを投げられていた。ブレーキのかかったカーブを投げられれば、ピッチングの幅が広がると思ったので、自分から思い切って聞きました」と成長するために先輩から“カーブ”を教わった。

ハワイの自主トレから戻ってきた翌1月23日のロッテ浦和球場で、早速ブルペンに入りカーブを試投。「教わって1週間くらいなので、全然完璧になっていない。ここからシーズンが始まるまでに田口さんから教わったカーブに追いつけていければと思います」と話した。

カーブの出来には納得いかず

あれから2カ月弱。成田投手は田口投手のカーブに近づいているのか…。成田投手に話を聞いてみると「低めにはいくんですけど、カウント球としては全然(ストライクが)取れていない」と現状を説明した。

「キャッチャーがいつでも(ストライクが)取れると思ってカーブのサインを出せるように精度を上げていきたいと思います。それには物足りないです」と反省の言葉が並んだ。

精度を上げるために成田投手は「自分の感覚をつかまなければ、一歩ずつ前には進まない。ブルペンで投げることから始めたい」と話し、「感覚の問題なのでしっかり投げて、感覚をモノにしたい」と続けた。

理想形として「カウント球で簡単にストライクを取って、自分有利な投球ができるように、そういうボールにしたい」と話す成田投手。

二軍戦では4月3日の巨人戦でテンポの良い投球で3回を無失点に抑えるなど、ここまで2試合に登板して防御率0.00と結果を残す。田口投手から教わったカーブを自分のモノにできれば投球の幅が広がり、一軍プロ初勝利、一軍定着も見えてくる。

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パ・リーグ インサイト 岩下雄太

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