昨日は楽天がペゲーロ選手の2ランで先制すると、3回裏には今江選手、銀次選手の連続適時打で3点を追加して福岡ソフトバンクを突き放す。投げては先発の則本投手が通算1000奪三振を達成し、8回2失点で今季初勝利を挙げてチームの連敗を5で止めた。
この勢いで楽天が連勝するのか、それとも福岡ソフトバンクが連敗を3で止めるか。今日の見どころを見ていこう。
【今季対戦成績】
楽天→1勝0敗0分
福岡ソフトバンク→0勝1敗0分
【昨季対戦成績】
楽天→12勝、福岡ソフトバンク→13勝
楽天打線復活のキーマンはやはり銀次選手だろう。昨季、福岡ソフトバンク戦では打率.247ながら、得点圏打率は脅威の.444を記録した。今季は打率.143と不振に悩む巧打者だが、昨日は福岡ソフトバンクのエース・千賀投手から2点適時三塁打を放った。銀次選手の調子がさらに上向けば、楽天打線の状態もさらに上向きになるだろう。
また、投手陣では昨季自身初の2桁勝利を挙げた美馬投手が先発。前回登板の3月31日の千葉ロッテ戦では2回0/3、被安打8、5失点と試合を作ることができず、敗戦投手となっただけに、本来の投球を見せて今季初勝利を挙げたいところだ。
対する福岡ソフトバンクはチーム防御率が現在4.765でリーグ5位と昨季盤石の働きを見せた投手陣が思うように成績を残せておらず、その結果今季は先発投手に未だに勝ち星がついていない。そんな今日の福岡ソフトバンクの先発は武田投手。昨季初勝利を挙げたこの舞台で今季も初勝利を挙げることができるだろうか。
打線では内川選手、デスパイネ選手のクリーンアップの状態が気がかりだ。ただ、明るい兆しも見えつつある。内川選手は4月に入ってから4試合連続安打中であり、デスパイネ選手も4月は3試合で安打を放っており、安打のなかった4日にも犠飛を放つなど、徐々に状態は上向きつつある。この2人が調子を取り戻せば、福岡ソフトバンクの得点力は今よりもさらに上がるに違いない。
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