4月6日から開幕3カード目が始まる。埼玉西武とオリックスは、メットライフドームで今季初対決。好調を維持する埼玉西武と、波に乗り切れないオリックス。6日の予告先発は埼玉西武が菊池投手、オリックスが西投手だ。ここでは両チームの直近の試合を振り返りつつ、6日の見どころを挙げていきたい。
【昨季対戦成績】
埼玉西武→11勝、オリックス→14勝
4月3日、4日に本拠地で2連戦を戦った埼玉西武は、昨季苦手とした福岡ソフトバンクを相手に連勝を飾り、開幕から無傷の5連勝を決めた。4日は先発の新外国人・カスティーヨ投手が7回途中1失点と好投し、女房役の森選手が全得点を挙げる活躍。先発の後を受ける中継ぎも援護をする打線も好調で、早くも今季のさらなる躍進に期待がかかっている。
一方、オリックスは5日に千葉ロッテと対戦。打線は9安打5得点と奮起し、リードを握られながらも追いすがったが、先発のディクソン投手が6回4失点、その後を受けた金田投手が3失点、小林投手が2失点と、投手陣が踏ん張り切れなかった。
6日、今季初対決となる埼玉西武とオリックス。先発が予定されている菊池投手、西投手は開幕戦でもさすがの投球を見せており、ロースコアのゲームになることが予想される。
現在全勝で絶好調の埼玉西武だが、4日は6安打2得点と打線爆発とはいかず。中継ぎの踏ん張りで逃げ切った形だ。シーズン前半にブルペンに負担をかけ過ぎないためにも、この勢いを悪い形で止めないためにも、自慢の獅子打線でエースを援護したい。
対するオリックスは、やはり中継ぎ陣が不安。5日に3安打を放ち、千葉ロッテの涌井投手と見応えのある駆け引きを繰り広げた吉田正選手を筆頭に、打線の爆発力は確かなもの。その力をさらに引き出すためには、リードを守り、またはビハインドでも仕事をこなして打線を「乗せる」投球が必要だ。中継ぎ陣それぞれの奮起はもちろんだが、継投のタイミングなど指揮官の手腕が問われる。
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