安達了一(あだち・りょういち)/内野手
#3/1988年1月7日生まれ
179cm・80kg/右投右打
榛名高校、上武大学を経て東芝へと進み、2011年ドラフト1位でオリックスへ入団。榛名高時代は甲子園出場こそならなかったものの、主将としてチームをけん引、上武大でも主力となり、3年秋にはリーグMVPに。卒業後は社会人の名門・東芝へと進み、2010年の都市対抗野球で若獅子賞を受賞するなど、着実に実績を積み上げ、ドラフト1位の栄光をつかみ取った。
即戦力遊撃手として入団し、ルーキーイヤーの2012年から50試合に出場して経験を積むと、2年目以降は不動のレギュラーとしての地位を築き、毎年130試合以上に出場した。しかし、そんな野球人生に転機が訪れる。2016年の1月のことだった。
「潰瘍性大腸炎」。国が難病に指定している、重い病を患った。しかしそれでも安達選手はグラウンドに立ち続け、2016年シーズンは118試合に出場。打率はキャリアハイを更新する.273をマークし、レギュラーの座を守り抜いた。
安達選手の魅力は、なんといってもその広い守備範囲だろう。強肩を生かし、深い位置で捕った打球をアウトにする姿は、パ・リーグファンにとっておなじみの光景だ。2019年以降は出場機会も減ったが、2021年には主に二塁手として、3年ぶりに100試合に出場。チーム25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。今後も広い守備範囲を生かしたファンおなじみのプレーで、球場を沸かせたい。
【2021年一軍成績】
100試合 382打席83安打 0本塁打18打点46四球 打率.259 出塁率.351 OPS.653
(2022/2/14 追記)
文・望月優樹
安達了一選手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事
・オリックス・安達了一選手が決勝HR。パーソルDAY ZOZOマリンスタジアム編
決勝ホームランを放った安達選手の活躍に涙ぐむファンの姿も…… そんな安達選手に今日の活躍を振り返っていただきました!
☆安達了一選手の動画はこちらから!
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