3月8日、マツダスタジアムにて行われた広島対埼玉西武のオープン戦。広島・森下暢仁投手、埼玉西武・松坂大輔投手の先発で始まった試合は、3対3で引き分けとなった。
オープン戦初登板となった松坂大輔投手は2回裏、先頭の鈴木誠也選手に2号ソロを浴びると、2死2塁の場面から會澤翼選手に10球粘られた末に適時打を許し、2点を先制される。その後は、得点圏に走者を背負いながらも無失点に抑える粘りの投球を見せたが、3回を69球4安打3四球2失点と、開幕に向けて課題が残る内容となった。
4回裏からは2番手・平井克典投手が登板したが、2四球で2死1,2塁のピンチを招くと、菊池涼介選手の適時打で1点を失いスコアは0対3に。打線も5回まで3安打に抑えられ、広島の森下投手を攻略できない苦しい展開が続く。
追いかける西武打線は6回表、山川穂高選手が広島2番手の岡田明丈投手が投じた低めの直球を捉えると、打球はバックスクリーンに飛び込む1号ソロとなり反撃開始。続く7回表にも3番手・菊池保則投手を攻め立て、併殺打の間に1点を返すと、8回表には山川選手の2打席連続となる2号ソロで試合は振り出しに。
しかしその後は両チームあと1本が出ず、3対3で試合終了。埼玉西武は、山川穂高選手の2打席連続本塁打で一気に追いついた。また、6回から登板した與座海人投手が、4回2安打2四死球2奪三振無失点と、アピールに成功した。
123456789 計
西 000001110 3
広 020100000 3
西 松坂大輔-平井克典-増田達至-與座海人
広 森下暢仁-岡田明丈-菊池保則-DJジョンソン-スコット
文・和田信
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