初HRの大谷選手にメジャー流祝福、発案のトラウト選手も笑顔「楽しい時間になった」
本拠地デビュー戦でメジャー初本塁打、初マルチと大暴れしたエンゼルス・大谷翔平選手。「8番・DH」でスタメン出場した3日(日本時間4日)のインディアンス戦で4打数3安打3打点2得点1三振と大活躍した。この日の初回に2号ソロを放ったマイク・トラウト外野手もその活躍に賛辞を贈った。
エンゼルスは初回いきなり2失点。しかしその裏、トラウト選手のソロ弾で1点差とすると同点となった直後の2死満塁で大谷選手が登場した。ここで相手先発トムリン投手の暴投で勝ち越した後、2死二、三塁の好機で右中間へメジャー1号となる3ランを記録。この回一挙6得点と試合をひっくり返し、そのまま13-2で大勝した。
メジャーを代表するスター選手・トラウト選手は試合後、大谷選手について「彼はとても実直だ。少し慣れるのに時間はかかったが、彼は若いし、プレッシャーも大きい中で先日は投球でも結果を出してくれた。素晴らしいことだ」と称賛。「ここにいることを楽しんでいるし、弱音も吐かない。彼のバッティング練習を見ていたら彼にパワーがあることはすぐに分かるよ」とその才能を称えた。
また本塁打を放った大谷選手に対してチームメイトたちがダグアウトで“無視”するサイレント・トリートメントの祝福を見せたことについて「僕とアルバート(・プホルス)で計画した」と自ら発案したことを明かし、「ギリギリだったが、全員が一瞬で共有できたので、楽しい時間になった。彼はとてもチームにも馴染んでいる。彼も楽しんでいたし、いい夜になったよ」と笑顔を浮かべた。
一方、大谷選手が打線にいる時といない時の違いについて問われると、「少し違いはあるけど、春からそれは分かっていたことだ」と話し、「もし彼がいい投球ができて、いいバッティングができれば彼にとっても楽しい1年になるだろう。彼の才能は信じられない。だが彼は才能に甘えることなく、常にハードワークをしている」と、その能力と野球に取り組む姿勢に賛辞を贈った。
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