楽天のホーム開幕戦は岸投手、上沢投手の好投で1点を争う展開となった。最終的には9回表にレアード選手が適時二塁打を放って均衡を破り、北海道日本ハムが今季初勝利を挙げた。この勢いのまま、北海道日本ハムがカード勝ち越しを決めるか、それとも楽天が本拠地初勝利で連敗を3で止めるか。先発投手の状態などを踏まえつつ、今日の試合の見どころをおさらいしていこう。
【今季対戦成績】
楽天→0勝1敗0分
北海道日本ハム→1勝0敗0分
【昨季対戦成績】
楽天→16勝、北海道日本ハム→9勝
楽天の予告先発は辛島投手。昨季の4月成績は3勝0敗、防御率1.47と好成績を残している。今季も幸先の良いスタートを切るために、まずは初陣で好投を披露しておきたい。
救援陣では守護神・松井投手の状態に不安が残る。開幕戦では1点リードの場面で同点打を許してしまい、救援失敗。昨日の試合でも、レアード選手に殊勲打を浴びて2失点。2試合連続での救援失敗となった。僅差のゲームをものにしていくためには、松井投手の力が不可欠となる。何かきっかけをつかむ投球としたい。
打線は現在、12イニングス連続無得点と打撃陣の調子が上がっていない。中軸を担っているウィーラー選手、アマダー選手、藤田選手は好調を維持しているだけに、上位打線である島内選手、ペゲーロ選手、茂木選手がいかに塁に出るかがカギとなる。
対する北海道日本ハムは、中軸を担っている近藤選手が好調。開幕4試合のうち3試合で複数安打をマークするなど、昨シーズンの勢いそのままに安打を量産している。昨日の試合でも9回表に田中賢選手に続いて安打を放ち、レアード選手の決勝打をアシストした。今日の試合でも勝利に直結する打撃を見せたい。
北海道日本ハムの予告先発は高梨投手。2016年シーズンに新人王を獲得した高梨選手だが、昨季はシーズン途中に中継ぎに転向するなど1年間ローテーションを守り切ることはできなかった。自身2度目となる2桁勝利に向けて今季初登板を勝利で飾りたいところだ。北海道日本ハムは開幕カードで埼玉西武に全て先制点を許し、3連敗を喫しただけに、高梨投手には先制点を与えない投球が求められる。
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