9回にレアードが均衡を破る先制打。北海道日本ハムが今季初勝利

パ・リーグ インサイト

2018.4.3(火) 19:23

北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM

連敗中で迎える楽天のホーム開幕戦。1月4日に逝去した星野仙一氏を偲び、選手、首脳陣らが背番号「77」のユニホームを着用して臨む重要な一戦の先発マウンドには岸投手を送った。

対する北海道日本ハムは開幕3連敗を喫して、未だ勝ち星がない。そんなチームの連敗ストップを託されたのは上沢投手だ。今季から背番号を「17」に変更するなど、首脳陣の期待も高い。チームの嫌な流れを断ち切る投球を見せたい。

1回表、岸投手は北海道日本ハムの上位打線に粘られ18球を投じるが、3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。対する上沢投手は1番・島内選手に安打と盗塁を許し、無死2塁のピンチを招く。しかし、後続を抑えて無失点で切り抜ける。

その後は、両投手が一歩も引かない投手戦を繰り広げる。両投手の投げ合いは、終盤まで続き、岸投手は8回を投げて被安打3、奪三振6、与四球1、無失点。上沢投手は7回を投げて被安打5、奪三振5、与四球2、無失点に抑えた。7回まで続いた両投手による投げ合い。勝負の行方は中継ぎ陣に託された。

8回までスコアボードには「0」が並び、迎えた9回表。楽天は守護神・松井投手をマウンドに送る。北海道日本ハムは、田中賢選手、近藤選手の連打などで無死満塁と絶好機を作ると、ここで5番・レアード選手が左中間への2点適時二塁打を放ち、試合の均衡を破った。

9回裏を石川直投手がきっちり締め、リードを守り抜いた北海道日本ハムが2対0で勝利。待望の今季初勝利を挙げた。9回に投げた石川直投手はうれしいプロ初セーブ。3連敗となった楽天は好投した岸投手の援護をすることができなかった。

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