スタート成功?失敗? 開幕カード3連戦で実力を発揮した選手、できなかった選手

パ・リーグ インサイト

2018.4.3(火) 17:55

マレーロ選手は満塁本塁打を記録

3月30日に開幕したプロ野球は、開幕カードの3連戦の戦いを終えた。最高なスタートを切った選手もいれば、思うようなスタートを切れなかった選手もいる。

最高のスタートを切ったパ・リーグの選手をみると、オリックスのマレーロ選手がその一人だろう。昨季途中加入ながら20本のアーチを描いたマレーロ選手は、今季はさらなる活躍が期待される選手。ただ、オープン戦では13試合に出場して、本塁打は1本、打率も.182と調子が上がらなかった。

やや不安な状態で開幕を迎えたが、福岡ソフトバンクとの開幕3連戦では、開幕2戦目に今季NPBでは一番乗りとなる満塁本塁打。翌3戦目も先制となる2ランを放ってみせた。開幕3連戦を終えて、2本塁打、6打点はリーグトップである。

日本人選手では、埼玉西武の炭谷銀仁朗選手がリーグトップの打率.500を記録。打撃に課題を抱える炭谷選手だが、北海道日本ハムとの3連戦は2試合に出場し、2試合ともにマルチ安打をマークした。“打てる捕手”・森友哉選手の台頭もあるが、この3連戦では守備だけでなく、バットでも存在感を見せた。

オープン戦打率1位の内田選手は…

一方で開幕3連戦、思うような結果を残せなかった選手もいる。オープン戦で12球団トップの打率.386を記録した楽天の内田靖人選手がそうだった。オープン戦での活躍が認められ3月30日の千葉ロッテとの開幕戦に「6番・一塁」でスタメン出場。第1打席で空振り三振に倒れると、その後の打席も安打がなく途中交代。翌31日もスタメン出場したが、3打数0安打に終わり、8回に代打を送られた。3戦目は出場がなく、3連戦が終わって7打数0安打と安打を1本も記録することができなかった。

また、千葉ロッテの田村龍弘選手は、楽天との開幕戦で5打数0安打に終わると、2戦目が4打数0安打、3戦目が2打数0安打と、ここまで11打数0安打。パ・リーグの規定打席到達者で唯一の打率.000となっている。

とはいえ、まだ開幕3連戦を終えたばかり。好スタートを切った選手は状態を維持し、好スタートを切れなかった選手は2カード目以降の奮起に期待したいところだ。

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