【MLB】投手・大谷翔平と対峙、敵打者どう見た? 160キロ&複数球種に「誰だって難しい」

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2018.4.3(火) 14:09

メジャー初登板で初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平選手
メジャー初登板で初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平選手

QSで白星デビュー、アスレチック打者は二刀流右腕をどう見た?

1日(日本時間2日)に敵地でのアスレチックス戦で、エンゼルス大谷翔平選手はメジャー初先発初勝利を飾った。2回に被弾し3失点したが、6回を投げて3安打6奪三振1四球で3失点(自責3)とクオリティスタート(QS、6回以上を自責3以内)を記録。“二刀流"で注目を浴びる23歳右腕とバッターボックスで対峙したメジャーの強打者たちはその投球をどう見たのだろうか。

「すごく期待値が高い中でも、さすがプロだね。今日はいいボールが来ていた」

こう語ったのは、この日、アスレチックスの3番に入った若き主砲マット・オルソン内野手だった。1回の第1打席では、初球でこの日最速の100マイル(約160キロ)の速球を“体験"。見送ってストライクを奪われると、最後は切れ味抜群のスプリットで空振り三振。第2打席も空振り三振、第3打席は左飛で、この日は快音を響かせることはできなかった。

昨季わずか59試合で24本塁打を放ったスラッガーも、1歳年下の“二刀流"が投げるボールの凄まじさを認めるしかなかった。

アスレチックス斬り込み隊長セミエン選手は確信「成功する」

一方、1番打者のマーカス・セミエン内野手もまた、第1打席で三振となった。

「3、4種類の持ち球に100マイルの速球が加われば、誰だって難しい。ストライク先行のピッチングをしていたね。ヒットを打ちたかったけれど、ボールがよかった」

無安打に終わったリードオフマンは、メジャー初登板の大谷選手と対峙した打席で得た情報を、ダグアウトで同僚に伝えたという。それでもアスレチックス打線は2回にチャップマン選手が3点弾を放ったものの、攻略し切れなかった。

「チャップマンは失投の1球を打ち返していた。彼はボールで色々なことができる。あのスピーディーな腕の振りでスプリットを投げ、しかも速球でストライクが取れるなら、その選手は(メジャーで)成功するよ」

同じ腕の振りで繰り出される最速160キロの速球と、時速145キロに達する高速スプリットを、アスレチック打線は見分けがつかなかった様子だ。

同地区ライバルに特大のインパクトを残した投手・大谷。そのメジャーでの成功に、対戦打者も太鼓判を押すしかない様子だった。

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