福岡ソフトバンクとオリックスの開幕戦では、昨季王者・福岡ソフトバンクが投打で強さを見せ付けたが、31日の開幕2戦目は、ゴールデンルーキー・田嶋投手の好投と一発攻勢で、オリックスが借りを返した。1勝1敗となって迎える4月1日の開幕カード3戦目、最初の勝ち越しを決めるのはどちらのチームになるか。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク 1勝1敗0分
オリックス 1勝1敗0分
【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→18勝、オリックス→7勝
開幕カード勝ち越しを狙う福岡ソフトバンクの先発は中田投手だ。オープン戦では3試合に登板して0勝2敗、防御率は2.70。勝ち星にこそ恵まれなかったものの、3試合で自責点は計4点と、安定した投球を見せた。
打線では、内川選手、デスパイネ選手にまだ1本が出ていないのが気がかり。開幕2戦目においても、チャンスで彼らが役割を果たせなかったことが重く響いた。チームの連覇を導くスタートダッシュのために、その打棒の復活が待たれる。
対するオリックスの先発は山岡投手だ。昨季はルーキーながら8勝をマークし、ローテーションの一員として奮闘した。オープン戦では4試合1勝1敗、防御率1.64と、万全の調整具合を披露。後輩の田嶋投手に続き、チームを勢いに乗せる好投を見せられるか。
打線は、ロメロ選手、マレーロ選手といった頼れる外国人選手に一発が飛び出し、今季の活躍に早くも期待を抱かせてくれた。1番・宗選手がハマり、上位打線が作った好機を、長打で得点に結び付ける形ができている。今後も開幕2戦目のような形で、効果的に得点を積み重ねられるだろうか。
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