田嶋投手はプロ入り初登板初先発で、5回1安打1失点に封じる好投
オリックスが開幕2戦目で今シーズン初勝利をあげた。31日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。開幕戦を落としていたオリックスは先発したドラフト1位ルーキー田嶋大樹投手が5回を1安打1失点に封じる好投。打線もロメロ選手が1号2ラン、この日1軍に昇格したT-岡田選手がタイムリー、マレーロ選手には満塁本塁打と主軸が結果を残して、福岡ソフトバンクに快勝した。
試合後、福良淳一監督は開口一番に「良かったですよ。勝ちがついてね。緊張はあったと思うけど、3回くらいから普通に投げられたかなと。修正能力を持っている。ゲームの中で考えながらやっていったんじゃないかな」とプロ入り初登板初先発で初勝利をあげた田嶋投手の好投を賞賛。左腕は初回に川島選手にソロを浴び、2回までに65球を要したが、5回108球を投げて、許した安打はソロの1本のみに抑え込んだ。
「初めてで球数があそこまでいって、一杯だったと思う。良く投げたと思います。気持ちが入り過ぎていたんじゃないですかね。かかり過ぎていた」と田嶋投手は5回で降板。6回にロメロ選手が勝ち越しの1号2ラン、さらにT-岡田選手も中前適時打を放ち、この回3得点。左腕に勝ち投手の権利をもたらすと、7回にはマレーロ選手のグランドスラムで試合を決めた。
開幕戦を落とし、仕切り直しの2戦目で今季初勝利をつかんだオリックス。指揮官は「ロメロの1発もあったし、T-岡田のタイムリーも効きましたね。宗にもヒットが出たし、良かったですね」と顔をほころばせた。頼もしいルーキー左腕の登場で、今季のオリックスが面白い存在となりそうだ。
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