先発・田嶋大樹が5回1失点でプロ初先発初白星。オリックスが打線爆発で昨夜の借りを返す

パ・リーグ インサイト

2018.3.31(土) 16:39

昨日行われた開幕戦は緊迫した投手戦となったが、柳田選手の決勝打で福岡ソフトバンクが白星スタートを飾った。今日は開幕3連戦第2戦。「レジェンドデー」と銘打ち、福岡ソフトバンクは球団創設80周年記念ユニホームを着用して試合に臨む。

福岡ソフトバンクの先発は武田投手。背番号を18に変更して迎える今季は、さらなる奮起に期待がかかる。一方のオリックスの先発はルーキー・田嶋投手だ。即戦力左腕がどのような投球を見せるか、注目が集まる。

試合はいきなり動きを見せた。1回裏、2番・川島選手が10球粘った末、田嶋投手のクロスファイヤーをはじき返すと、打球は左翼ポールを直撃する先制本塁打となる。スタメン起用に応えた「左キラー」の今季チーム第1号で、福岡ソフトバンクが1点の先制に成功した。

しかし、オリックスがすかさず反撃に出る。3回表、1死から現在売り出し中の1番・宗選手が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁する。その後、2死3塁とすると、3番・吉田正選手が右翼前にポトリと落とす適時打を放ち、オリックスが1対1の同点に追い付いた。

さらに6回表にも、先頭の吉田正選手が右安で出塁すると、続く4番・ロメロ選手が武田投手の甘く入った変化球を逃さず振り抜く。打球は左翼席中段へ飛び込み、こちらもチーム第1号となる勝ち越し2ランに。その後無死1,2塁となると、7番・T-岡田選手が代わった嘉弥真投手から適時打。この回3点を加え、オリックスがスコアを4対1とした。

その裏、福岡ソフトバンクが1点を返したものの、7回表にオリックスが再び突き放す。先頭の宗選手が二塁打で出塁すると、その後も四球などで2死満塁と好機を迎える。

ここで6番・マレーロ選手が、福岡ソフトバンク・モイネロ投手の真ん中高めの直球を捉えた。打球は左中間席へと一直線。試合の大勢を決定づけるマレーロ選手の満塁弾でスコアは8対2となり、オリックスが試合終盤で6点の大量リードを握った。

9回裏、福岡ソフトバンクが松田選手の2ランで2点を返したものの、オリックスの守護神・増井投手がリードを守って試合終了。打線に復調の兆しが見えたオリックスが8対4で今季初勝利を挙げ、このカードを1勝1敗のタイとした。

先発したオリックスのゴールデンルーキー・田嶋投手は初回に1点こそ許したものの、5回、108球、被安打1、奪三振4、失点1。強力・福岡ソフトバンク打線を相手に堂々たる投球でプロ初先発初勝利をマークした。

敗れた福岡ソフトバンクは、初回に川島選手のソロで先制したものの、ルーキー左腕を打ち崩すことができず。明日以降、打線の奮起に期待したい。

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