千葉ロッテ延長12回の死闘も開幕白星ならず 指揮官「序盤で点が取れなかった」

Full-Count 細野能功

2018.3.31(土) 10:58

千葉ロッテ・井口資仁監督
千葉ロッテ・井口資仁監督

ルーキー藤岡裕選手は猛打賞など敗戦の中にも手応え

新監督の初陣開幕初勝利はならなかった。千葉ロッテは30日、本拠地で楽天を迎えた今季開幕戦で、2対2の延長12回に益田投手が2死から連続四球でピンチを招き、藤田選手に右前決勝打を許した。井口監督は「前半チャンスがありながら点が取れなかった。序盤でクリーンアップで点が取れなかった」と拙攻を悔やんだ。

初回に荻野貴選手とルーキー藤岡裕選手の連続二塁打で無死2,3塁としたが、中村選手は二ゴロ、井上選手は一邪飛、鈴木選手は空振り三振と則本投手に牛耳られた。エース涌井投手が7回まで楽天打線に得点を許さず、5回にようやく中村選手が左中間に先制三塁打を放って均衡を破ったが、8回から涌井投手をリリーフしたシェッパーズ投手が虎の子の1点を守れず、銀次選手に逆転の長打。9回に鈴木選手が起死回生の同点打も放つも、継投がはまらなかった。

井口監督が「(猛打賞のルーキー)藤岡裕選手はオープン戦でやっていた通りの結果を出してくれた。足もしっかり使って三塁打にした」と話す通り、走塁面の意識改革は進んでいる。角中選手が骨折で長期離脱が避けられなくなり、開幕からいきなり厳しいチーム状況となる一方で、「(リリーフは)3人でピシャリと終われない」と、救援の課題解消が急務になった。

記事提供:

Full-Count 細野能功

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE