楽天は若手期待の内田選手が一塁レギュラー奪取なるか
オープン戦の全日程が終了し、あとは30日に迫る開幕を待つばかり。今季オープン戦におけるポジション別の野手起用を、昨年レギュラーシーズンの選手起用と比較すると、各球団の今季戦力が見えてくる。これを俯瞰してみよう。昨季パ・リーグ3~1位のチームはどうだろう。
左が2017年の各ポジションの最多出場選手、右が2018年オープン戦の各ポジション最多出場選手。
パ・リーグ
〇楽天
捕手・嶋基宏→嶋基宏、足立祐一
一塁・銀次→内田靖人
二塁・藤田一也→銀次
三塁・ウィーラー→ウィーラー
遊撃・茂木栄五郎→三好匠
外野・島内宏明→島内宏明
外野・ペゲーロ→田中和基
外野・岡島豪郎→オコエ瑠偉、岡島豪郎、島井寛仁、ペゲーロ
DH・アマダー→アマダー
楽天は各ポジションで多くの選手が起用された。捕手は正捕手の嶋選手と足立選手が併用された。一塁はオープン戦首位打者の新鋭・内田選手を起用か。となると、銀次選手は二塁に回るだろう。遊撃は茂木選手が出遅れたが、オープン戦の終盤は先発出場していた。
外野は3つのポジションに6選手を起用。島内選手、ペゲーロ選手は当確だろうが、残る1つはオコエ選手、岡島選手、田中選手、島井選手の競り合いか。
〇埼玉西武
捕手・炭谷銀仁朗→炭谷銀仁朗
一塁・メヒア→山川穂高
二塁・浅村栄斗→浅村栄斗
三塁・中村剛也→中村剛也
遊撃・源田壮亮→源田壮亮
外野・秋山翔吾→木村文紀
外野・外崎修汰→金子侑司
外野・金子侑司→秋山翔吾
DH・栗山巧→メヒア
一塁は山川選手で確定。キャンプ中から守備練習に余念がなかった。内野は昨年の陣容のままだ。外野は秋山選手、金子侑選手は確定で、残る1つは昨年同様に外崎選手か。
今季埼玉西武に復帰した松井稼頭央選手も外野で4試合に出場した。DHは一塁を山川穂高選手に奪われそうなメヒア選手と勝負強いベテランの栗山選手の争いか。
福岡ソフトバンクは不動のメンバー、今季も盤石陣容で開幕に臨む
〇福岡ソフトバンク
捕手・甲斐拓也→甲斐拓也
一塁・内川聖一→内川聖一
二塁・本多雄一→本多雄一
三塁・松田宣浩→松田宣浩
遊撃・今宮健太→今宮健太
外野・中村晃→福田秀平
外野・柳田悠岐→上林誠知
外野・上林誠知→城所龍磨
DH・デスパイネ→デスパイネ
二塁手は本多選手が久々に元気。川島慶三選手がこれに続く。外野はオープン戦では福田選手、上林選手、城所選手だったが、柳田選手、中村晃選手も元気に出場しているので、開幕後は昨年と同じ顔触れになりそうだ。福岡ソフトバンクは結果的に昨年と同じ陣容になりそうだ。
戦力が充実したチームは不動のオーダーを組み、そうでないチームのオーダーは揺れ動く。早くもオープン戦からその傾向は見て取れる。開幕後の選手起用に注目したい。
記事提供: