
◆パ・リーグ オリックス0―2日本ハム(26日・京セラドーム大阪)
今季限りで現役を引退するオリックス・西野真弘内野手の引退セレモニーが行われた。この日は「7番・二塁」で通算750試合目となるラストゲームに出場し、第2打席に伊藤から投前安打。現役最終打席となった第3打席には伊藤から左中間二塁打を運び、ファンに最後の雄姿を届けた。
試合後、約5分間のスピーチで恩師や仲間、関係者、ファンへの感謝を述べた。続いて、小田育成コーチ、日本ハム・山崎からは花束をが贈呈。ナインの手で胴上げされ、同じく今季限りで現役を退く山田修義投手と場内を一周した。
以下、西野のスピーチ全文。
「まずはこのようなセレモニーを用意していただき、球団関係者のみなさん、本当にありがとうございました。そして、北海道日本ハムファイターズの皆さん、最後まで残っていただき、今日はありがとうございました。ノブ(山田)は、いち早く紙を出して読んでいたのですけど、自分は行けるところまで行こうと思います。オリックスに入団して12年間、いろんなことがありました。けがも何度もしてきました。打てなくて結果が出なくて、悩んだ時期もたくさんありました。そんな中でも、自分の野球人生に携わってくださった監督、コーチ、トレーナー、球団関係者の皆さん、家族。そして、たくさんの方々の支えがあったおかげで、ここまでやることができました。優勝、日本一と経験できて、この体で12年間、プロの世界で戦い抜くことができたのは、自分の誇りです。この場を借りて、家族にも感謝の気持ちを伝えさせてください。お母さん、小さい頃から支えてくれて、一番のファンでいてくれて、応援し続けてくれて、ありがとう。兄貴、いつもサポートしてくれて、時にはアドバイスしてくれて、相談役にもなってくれて、本当に頼れる兄貴です。ありがとう。そして、お父さん。自分を野球の道に導いてくれたのは父でした。教えてくれたのも父でした。本来なら、ここで最後の姿を見てほしかったです。今、空の上で『お疲れさん、よくやった』と言ってくれていると思います。父がいてくれたおかげで、ここまでやることができました。そして、ファンの皆さん。いい時も悪い時も、常に熱い声援を送ってくださって、ありがとうございました。本当に背中を押してもらいました。力をもらいました。自分の応援歌の歌詞にあるように、『動き回る元気、誰にも負けない』。その姿を見せられなくなるのは、少し寂しいですが、これからは今いる選手たち、そしてオリックスに入ってくる未来のある選手たちに、自分に送ってくれた以上の熱い声援を送ってあげてください。正直、引退試合とは、偉大な先輩やきのう行われた平野さんのように、子どもの始球式をして、花束をもらって、写真撮って、カッコいい引退試合を理想にしていたのですが、残念ながらそれはかないませんでした。まあ、その辺は、これから頑張ります(笑)。最後になりますが、自分の野球人生、本当に周りの方に恵まれていると改めて感じました。自分は幸せ者です。オリックスのユニホームを着て野球ができて、本当によかったです。12年間、本当にありがとうございました」