
◆パ・リーグ オリックス1―7ソフトバンク(17日・京セラドーム大阪)
ソフトバンク・柳田悠岐外野手の復活が福岡移転後初の3連覇の大きな力になった。チーム最年長の37歳は3年ぶりに100試合以上に出場し、2ケタの17本塁打。5年ぶりの打率3割も見えている。過去2年は度重なるケガに泣いたベテランが見事なV字回復。今季も5月に右足の骨挫傷もあったが、大きな離脱もないまま既に規定打席にも到達した。打つだけでなく、走る姿、守っても元気いっぱい。小久保監督は「最年長ですけど、体も打球も若い」と拍手を送った。
今季が7年契約の最終年。過去には「それでフィニッシュ」と大型契約の終了と同時の引退もにおわせたが、昨年11月の契約更改で覚悟を語った。「その先の契約があるかは、来シーズンが大事。契約をしてもらえるように結果を出したい」。同時に目標に掲げた「カムバック賞」にもふさわしい成績。優勝へと加速した8月は月間打率3割9分8厘の大暴れでチームを鼓舞した。マジック2で迎えたこの試合でも、1点を追う6回先頭、中前安打で出塁。無死一、二塁で柳町の放ったフェンス直撃の適時打で、タッチアップの構えから二塁から激走し、同点のホームに生還して一挙4点逆転劇の口火を切った。
入団16年で8度目のリーグ制覇。歴代のタカを代表するスーパースターは、球団史を彩る日にも輝いた。「王貞治レガシーデー」として開催された5月24日の日本ハム戦(みずほペイペイ)。セレモニーでは、王会長、小久保監督、秋山幸二氏、工藤公康氏ら歴代監督、侍ジャパン新監督の井口資仁氏らレジェンドの列に現役で唯一、並んだ。試合でも8回に決勝犠飛。2ランを含む3打点で主役を奪った男は、まだまだ常勝軍団の顔であり続ける。