
◆パ・リーグ 西武3―1日本ハム(25日・ベルーナドーム)
西武・仲田慶介内野手(27)が25日、日本ハム戦(ベルーナドーム)に「9番・二塁」でフル出場し、全3得点をたたき出す2安打3打点の活躍を見せて、試合後はお立ち台に立ったヒーローインタビューで涙を流した。
先発した平良海馬投手(26)は、今季最速の160キロをマークするなど7回105球を投げて6安打無失点、9奪三振の好投で10勝目(3敗)。防御率は1・46となって規定投球回にも届き、リーグトップに浮上した。首位ソフトバンクとのゲーム差は5・5で変わらなかったが、4連勝で3位日本ハムとは4ゲーム差となった。
試合を決めたのは伏兵のバットだった。仲田は両軍無得点の5回1死一塁の2打席目に、日本ハム先発右腕・伊藤から中堅右への適時三塁打を放って先制点をたたき出すと、6回1死満塁の3打席目は左犠飛。1点差に迫られた8回2死三塁では右翼線へダメ押しの適時三塁打を放った。これまでプロ通算102試合の出場で3打点だった27歳が、今季初打点どころか3打点をマークして3位日本ハムを倒した。
お立ち台では涙も流し、「本当に巡ってきたチャンスだったので、とにかく必死だった。本当に必死に食らいついた結果。野球人生をかけてとにかくチャンスをつかめるように必死に頑張った。本当に苦しい時期が多くて、お立ち台に上がることを目標にやってきた」と、感情を抑えることはできなかった。
ソフトバンクには21年育成ドラフト14位で福岡大から入団。24年には支配下登録をつかむも、同シーズン終了後には戦力外通告を受けた。25年は西武に育成選手で入団して再び支配下をつかみ取った苦労人。「苦しい時間がプロ5年間すごく多かった。なんかそれが全部蘇ってきて、苦しかったですけど、お立ち台に上がることを目標に頑張ってきたんで、ちょっと堪えきれなかったです」。二塁手は滝沢、石井、外崎、佐藤太らが次々離脱してようやくチャンスが巡ってきた。どんな状況でも努力を怠らなかった27歳とあって、感慨深そうだった。
西口監督も「チャンスをものにして今日につながったと思う。ずっとベンチでため込んだものを、一気にはき出してくれていると思う」とたたえていた。