
7月7日に右膝関節内側半月板再建術などを受けたオリックス・頓宮裕真捕手(29)が20日、千葉県内の病院を退院した。1か月半の入院生活では上半身、体幹を中心に強化し、メスを入れた右足も制限なく地面につけられるまで回復。明るく、前向きに、来季中の完全復活だけを見据えた。
「ここまで長かったですけど、気持ちが折れることはなかった。一番いい状態で復活できるように。その思いしかありません」。まだまだ立ち上げの段階ではあるが、正面を向いた状態での軽いキャッチボールやスイングも可能。プロ野球で復活した例がないという大手術だが「自分が前例になるし、前例をつくる」と信念を貫くつもりだ。
体重は10キロ減の90キロ。「一から、新しい自分をつくるために」と日々、懸命に生きている。入院中は復活を願うメッセージ、絵馬が届いた。友人や知人、元チームメートで膝のけがを経験している阪神・伏見らもお見舞いに来てくれた。「自分のためというより、応援してくれる人たちのために復活したい」。23年のパ・リーグ首位打者。気概を持って戦う。(長田 亨)