【オリックス】CS進出へ3位と7差崖っぷちも希望の光「2本目は狙って」来田涼斗が2発

スポーツ報知

5回にソロ本塁打を放ち、ファンの声援にこたえる来田涼斗(カメラ・谷口 健二) 

◆パ・リーグ オリックス7―13日本ハム(16日・京セラドーム大阪)

 オリックスは、投手陣が京セラDで今季ワーストの13失点と崩れ、借金1へ逆戻りした。12失点した15日に続いて3位・日本ハムに連敗し、2カードぶりの負け越し。再び借金生活に戻り、2年連続のCS進出へ危険水域となる7ゲーム差まで拡大した。8月は14試合を終えて6勝8敗と苦戦するが、この日、打線は8安打7得点。残り34試合で奇跡の大逆転は可能なのか。オリックス担当の南部俊太記者が「見た」。

 サンドバッグのように打ち込まれた。投手陣が15安打、3本塁打を浴び、13失点。岸田護監督(45)は「(今カードは)大事でしたけど、結果は結果なので…」と悔しさを押し殺した。2試合連続の2ケタ失点は「1敗」の事実以上に骨身に染みた黒星。だが、指揮官は「最後まで諦めずにやってくれた」と言葉を絞り出し、終盤に意地を見せた打線を評価した。

 2―13の8回に4安打を集め、5点を返した。とりわけ存在感を示したのが、6年目の来田。2死一、三塁から右越えへ、この日2本目となる7号3ランを運んだ。昨季まで5年間で6本塁打の23歳。8月は5本目で、今季だけで3度目となる1試合2発。「2本目は狙って打ちました」と何かをつかんだようにみえた大砲候補を、終盤のキーマンとして挙げたい。

 3日の楽天戦(東京D)では、初回の守備で負傷した4番・太田の代打で登場し、サヨナラ弾を含む2発。波留ヘッドコーチから「この世界は結果が残れば使ってもらえるので。楽しみな選手」と聞くことがあった。2軍監督として指導した昨季を踏まえ「ボール球に手が止まり、甘いところを一発で仕留められるようになった」と分析。心技体で成長著しい若武者だからこそ、空気を一変させる底力があるはずだ。

 エースの宮城、山下が肘の手術によって今季は不在。シーズン序盤から投手陣は不測の事態に見舞われてきた。さらに「8回の男」としてリーグ最多の28ホールドを挙げていた椋木も、14日に上半身のコンディション不良で登録を外れた。この日にリリーフ登板した川瀬、阿部、権田は再調整となり、18日からの西武3連戦(東京D、ベルーナD)へ新たな人員を加える見通し。岸田監督は「全員が諦めていない」と強調する。残り34試合。勢いに乗る来田を始めとする打線で流れをつかみ取れば、きっと光は差す。(南部 俊太)

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