
◆パ・リーグ 楽天0―5ソフトバンク(1日・楽天モバイル最強パーク宮城)
ソフトバンクのVロードを勢いづける驚弾だった。3回2死一塁、正木のバットが強烈な破壊音を発した。NPB+によると、打球速度183・5キロ、角度17度、高さ10メートル。低弾道のライナーが、左翼ホームランゾーンに飛び込んだ。「左翼線を抜けたかなと思って、全力で走ろうと思っていたら入っていました。自分でもビックリ」と、先制の16号2ランを無邪気な笑顔で振り返った。
規定打席に26打席足りないが、本塁打数は堂々のリーグ6位だ。6月24日のオリックス戦(みずほペイペイ)では、大谷翔平級の打球速度188・5キロをマーク。2軍では山川の打撃が上昇気配だが、一塁と外野を守る正木の起用の幅を狭めないため、1軍復帰が見えてこないほどだ。
2位・西武とのゲーム差は今季最大の6差となり、リーグ3連覇へ最速で4日にもマジックが点灯する。強さが際立つ中、最強のラストピースも加わる。WBCキューバ代表に参加後、体調が整わず2軍調整を続けていたモイネロも7月31日のオリックス戦(タマ筑後)で復調をアピール。「次は上で投げます」と小久保監督はエースの1軍復帰を明言し、7日からの西武3連戦(ベルーナD)で先発が濃厚となった。投打に盤石。王者の行進が止まらない。(島尾 浩一郎)