
◆パ・リーグ ロッテ8―1ソフトバンク(4日・みずほPayPay)
試合開始わずか5秒。ロッテの1番・藤原恭大が秒殺で仕留めた。初回先頭、初球の146キロ内角高めをフルスイング。打球は右中間のラッキーゾーンに着弾するプレーボール弾だ。マウンドにはプロ初登板のルーキー・北斗。初球は必ず直球が来ると読んでいた。
「さすがに真っすぐだなと。申し訳ないですけど(狙って)いっちゃいました。(PB弾は)いつかやりたいと思っていた」
今季の開幕前、「熱く燃えたい」と髪を赤く染めた。だが「ちょっと飽きたんで」と黒に染め直したところ、右肩を負傷し、戦線離脱のアクシデント。「黒に戻してけがしちゃったんで。もう1回、赤でいこうかな、と」。6月30日には50日ぶりに1軍登録。復帰後3試合で12打数2安打だったが、眠りから覚めた。
サブロー監督も「あれで勢いが付いた。藤原が(1番に)入ることで小川、友杉が下位に回れる。僕としては理想な打線」とリードオフマンの復活を喜んだ。チームは貯金2で4位に浮上。「先頭が出る、1番の役割をしっかりできたら、おのずと勝てる」と藤原。赤く燃える男が、ロッテの“表紙”に帰ってきた。(加藤 弘士)