楽天・吉井理人監督 初陣逆転負けも見どころたっぷり 打順は「勝手に決めた」開始前にはおなじみポーズ

スポーツ報知

メンバー表交換を終えた吉井監督は、スタンドに向かって帽子のつばを手でシュッと触るロッテ時代と同じポーズを見せた(カメラ・越川 亙)

◆パ・リーグ ロッテ8―5楽天(19日・ZOZOマリン)

 初陣を勝利で飾れなかった。楽天・吉井理人新監督(61)は三塁側ベンチから敗戦の瞬間をじっと見つめた。シーズン途中での異例の監督就任が17日に発表されてから、初めて指揮を執った一戦。一時3点のリードを奪うも、投手陣が一発攻勢に沈んで逆転負けを喫した。昨季まで監督を務めた古巣・ロッテに敗れての黒星発進となったが、「みんな頑張ってくれました。切り替えて、明日勝てるような作戦を立てて頑張っていきたい」と前を向いた。

 必死の継投策は実らなかった。3回までに4点を奪うも先発の荘司が5回4失点。同点の6回は鈴木翔が2死満塁のピンチを招き、柴田へのスイッチを決断。しかし、愛斗に満塁弾を浴びた。吉井監督は「あそこは勝負だったんで、右ピッチャーの方がいいと思って出した」と託したが、結果に結びつかなかった。

 それでも“吉井カラー”は随所に出た。「コーチ陣と会う機会がなかったんで、(打順は)自分が勝手に決めちゃいました(笑)。次からはみんなで話し合って決める。今回は先に、昨日のうちに選手に伝えたかったからです」と自ら打順を組んだ。高卒3年目のワォーターズを今季2試合目となるスタメンに抜てきし、渡辺佳を7番で起用。初回2死一塁でマッカスカーが左翼へ4号2ランを放つと、1点リードの3回は2死二、三塁では渡辺佳が左中間への2点二塁打を放った。悔しい敗戦の中で、打線は機能。若手も貴重な経験を積み、「若い選手もある程度のプレッシャーの中でプレーしないと育たない」と狙いを説明した。

 三木谷オーナーも駆けつけた一戦に敗れ、4連敗になった。チームは最下位に低迷。それでもシーズンは78試合残る。「勝つという気持ちを前面に出して戦う。まだ100(%)可能性がないわけではないので、てっぺんを目指してやる」と言い切った。新監督とともにチームが再出発した。

(宮内 孝太)

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