
◆パ・リーグ オリックス6×ー5西武=延長10回=(19日・京セラドーム大阪)
オリックス・太田は静かに燃えていた。まずは1点を追う9回1死、岩城から右越えに起死回生の4号同点ソロ。土壇場で試合を振り出しに戻すと、延長10回は1死二、三塁で浜屋から右前に劇打を運んだ。12年5月1日のロッテ戦(京セラD)以来、14年ぶりの2試合連続サヨナラ勝ち。1点ビハインドの6回2死一、二塁で見逃し三振に倒れた太田は「前の打席はチャンスで打てなかった。やり返す気持ちで」と、悔しさを最高の形で振り払った。
5月22日に右ふくらはぎの打撲で出場選手登録を抹消されたが、2日の巨人戦(東京D)で再昇格。「丈夫な体」を手に入れるため、開幕前には濃縮酸素が安定供給されるリラクゼーションチェアを自宅に置いた。毎日30分~1時間、腰を据えて疲労を回復。「結構、眠りやすくなる効果がある。ナイターからデーゲームの日とかに使って、いい眠りができる」と、阪神・高橋らも使う“秘密兵器”で、好パフォーマンスにつなげている。
3位を死守し、今季から背番号1を背負うヒーローは「この勢いのまま、明日もいけたら」と、満面の笑みを浮かべた。(南部 俊太)