
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 西武3―0巨人(12日・ベルーナドーム)
これぞエースの背中だ。西武・高橋光成投手(29)は7回を投げ毎回の10三振を奪い、巨人打線をわずか1安打無失点に抑えリーグトップに並ぶ7勝目。チームを今季3度目の6連勝に導き、ソフトバンクを抜いて交流戦首位に浮上させた。右腕は「良かった。まだまだ状態は上がってくると思うし、成長できると思う。もっとレベルアップできる」とさらなる高みを口にした。
変化球がさえ渡った。初回2死一塁で4番・ダルベックにこの日唯一の安打となる中前打を許すも、続く大城を146キロフォークで空振り三振。大城には7回は1死一塁では133キロスイーパーで見逃し三振とし、力強く拳を握った。防御率を同僚の平良に続くリーグ2位の1・08まで良化させるなど好調を維持している。
群馬出身の右腕。幼少期は「地上波で巨人戦しか流れてなかったので。特に理由はないですけど、身近で見ていたのが大きい」と自然と巨人軍を応援した。「回数は覚えてないですけど、そんなに遠くもなくて行けなくもない距離だったので」と本拠地・東京ドームにも通った。
前橋育英から14年ドラフト1位でプロ入り後は、巨人戦に3度登板するも白星はつかめず。4度目の挑戦で初めて手にしたかつての憧れの球団からの1勝に「小さい頃からファンクラブにも入っていましたし、(その相手に)勝てたというのは素直にうれしい」と表情を崩した。05年の交流戦開始後、パ球団で唯一いまだつかめていない頂点をつかむため、残り3試合チーム一丸となって戦い抜く。(大中 彩未)