
◆パ・リーグ 日本ハム5―4西武(16日・エスコンフィールド)
2球続いたスライダーを、日本ハム・レイエスは完璧に捉えた。同点の8回、1死走者なし。西武・甲斐野の126キロを左中間へ運んだ。決勝の7号ソロに「チームの勝ちに貢献できて、最高の気分」と笑った。初回に先制の右翼線適時二塁打を放つと、3回には勝ち越しの右前適時打。3安打3打点と4番の働きを見せた。
一発が出なくても、焦らず自分を信じた。4月までに3本塁打。打率は残っても、なかなか打球が上がらなかった。それでも「絶対に上がってくるのは分かっていたこと。ホームランが出てなくても何も心配していなかった」。直近6試合で4発目。いよいよ量産態勢に入ってきた。
“幸運のフレーズ”が好調を支えている。お立ち台に上がると「ミキティー!」と絶叫した。お笑い芸人・庄司智春の持ちネタを、フレーズが気に入り何度か自分も言ってみると、その日は猛打賞。いつの間にか本塁打を打つと、絶叫することが恒例になっていた。
連敗を2で止め、敗れたソフトバンクに代わって約1か月ぶりに3位浮上。新庄監督も「モーレ ムーチャス グラシアス(レイエスどうもありがとう)。頼りになるね、本当に」と感謝した。気温の上昇とともに本領を発揮し始めた主砲が、チームを一気に押し上げていく。(山口 泰史)