
◆パ・リーグ 西武3―1ソフトバンク(22日・ベルーナドーム)
2点リードの9回。西武・高橋光は近藤、栗原、柳田を異なる球種で3者連続三振に斬ると、右手を力いっぱい握って雄たけびをあげた。「アドレナリンじゃないですか。ちょっと出来過ぎ。でもやっぱり三振は最高ですね」。9回126球を投げ3安打8奪三振1失点で3年ぶりの完投勝利。「最後まで投げきりたかったので、ファンの皆さんに後押ししてもらって投げ切れて良かった」と笑顔がはじけた。
復活を印象づける快投劇だった。初回、栗原に先制の4号ソロを被弾。1点リードに変わった3回には2死満塁で柳田を迎えたが、「もう割り切って、ゾーンに思いっきり投げるだけ」と切り替え、146キロフォークで空振り三振を奪った。4回以降は走者すら出さない圧巻の投球を見せ、ソフトバンク戦は今季2連勝だ。24年は0勝11敗と苦しんだが、23年には両リーグ最多タイの4完投を挙げた剛腕。「全然投球スタイルが変わっているので、同じではない」と常に貪欲に進化を続ける今季の高橋光は強い。(大中 彩未)