【ソフトバンク】台湾の至宝・徐若熙が「ヤバい」来日初登板勝利「いいスタートが切れました」郭源治、郭泰源らに続く快挙で3年ぶり開幕5連勝

スポーツ報知

来日初勝利し笑顔でポーズを決める徐若熙(カメラ・山崎 賢人)

◆パ・リーグ 楽天1-6ソフトバンク(1日・楽天モバイル)

 気温10度を切る仙台で「台湾の至宝」が躍動した。ソフトバンクの新外国人、徐若熙投手(25)が、デビュー戦で圧巻の初勝利を飾った。6回を投げて3安打無失点の6奪三振。普段から物静かな右腕は「いい活躍を見せられてうれしかったです」とヒーローインタビューではにかんだ。MAX155キロを計測したストレートにチェンジアップ、カーブなどの変化球も切れ、楽天打線を手玉に取った。

 宮崎キャンプ前半は台湾プロ野球・味全時代の球威が鳴りを潜め、倉野投手チーフコーチの指導でフォーム修正を余儀なくされた。暗い顔を浮かべることもあったが、2月後半の台湾遠征で一気にギアを上げると、エースとして参加したWBC台湾代表を経て、右肩上がりの調子で初登板を迎えた。

 開幕前には上沢、松本晴らと福岡市内の焼き鳥店で親睦会を開くなど、ナインとの距離も縮まった。初めて覚えた日本語は「ヤバい」。「いろんな選手からどんな状況でも使えるから言ってくださいと」。初登板の86球のパフォーマンスは、いい意味の「ヤバい」投球だった。3年ぶりの開幕5連勝と最高のスタートとなった小久保監督も「素晴らしい投球。セットでも(球を)長く持ってみたりセンスを感じました。本当に頼もしい」と絶賛した。

 台湾出身投手の初登板勝利は郭源治(中日)、郭泰源(西武)らレジェンドに次いで6人目となった。将来的なメジャー挑戦へ向けて、NPBの舞台は夢の途中。「いいスタートが切れました」。次戦は中6日で8日の西武戦(みずほペイペイ)が濃厚。サクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。(島尾 浩一郎) 

 ◆徐若熙(シュー・ルオシー)2000年11月1日、台湾・桃園市生まれ、25歳。19年の台湾プロ野球ドラフトで味全から1巡目指名を受けて平鎮高から入団。21年に1軍初登板。22年にトミー・ジョン手術を受け、23年8月に復帰。同年の台湾シリーズでMVPを獲得。25年は19試合で5勝7敗、防御率2・05。昨年12月に3年15億円の大型契約でソフトバンクに入団した。180センチ、76キロ。右投右打。

 今季、台湾・味全から加入の徐若熙(ソ)が楽天戦で先発し、6回3安打無失点の好投で初登板勝利をマークした。台湾出身投手の初登板勝利は

1981年 郭源治(中日)

1985年 郭泰源(西武)

2002年 張誌家(西武)

2007年 林恩宇(楽天)

2015年 郭俊麟(西武)

に次いで11年ぶり6人目だ。

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