
日本ハムは29日、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で4―8と敗れ、開幕5連敗した2022年以来、4年ぶりの開幕3連敗を喫した。「5番・右翼」で先発した万波中正外野手(25)は2回に2号ソロ、「2番・一塁」の清宮幸太郎内野手(26)も3回に2号ソロで続き、27日の開幕戦以来の今季2度目のアベック弾を放った。また、郡司裕也捕手(28)は8回に今季1号。打線は好調なだけに、31日のロッテ戦(エスコン)から巻き返しを図る。
大きな弧を描いた万波の放物線がバックスクリーンに吸い込まれた。0―1の2回1死、スチュワートの初球、124キロカーブを捉え、一時同点の2号ソロ。打球速度170キロ、飛距離は130メートルの特大弾に、「このカードは変化球に対するリアクションがすごくいい。本当にベストな反応ができた」と、狙い球ではなかった真ん中付近の変化球を見逃さなかった。
オープン戦は6試合で打率1割2分5厘、0本塁打。打席数を確保する首脳陣の狙いもあり、3月上旬からは約2週間、2軍に合流した。スタンスや構えなど球の見え方を調整し、5試合で打率5割7分9厘をマークし、開幕前に1軍に戻ってきた。「打撃に関してはかなりいいと思いますし、シーズン前から感じていた手応えが出せている打席もすごい多い」と充実の表情を浮かべた。
好調なのは万波だけではない。2―4の3回無死からは清宮幸が初球の150キロ直球を右中間に運ぶ2号ソロ。開幕戦に続く万波との今季2度目のアベック弾に、「狙った真っすぐをちゃんと捉えているので良かったです」と満足げに振り返った。
それでも3―5の4回2死一、三塁で空振り三振に倒れた場面を反省。「要所要所のプレーだったり、点を取ったあとの『もう1、2点』だったり向こう(ソフトバンク)は取れていると思うので、得点圏でちゃんと打てるよう」と昨季王者との差を痛感した。
31日からは本拠地・エスコンでロッテとの3連戦が控える。万波は、「長い1年が始まった最初のカードなので、最後に『3連敗から始まったな』って笑い話として振り返れるような1年に」と切り替えた。清宮幸も「やっぱりエスコンの力ってすごいあると思うので、ファンの皆さんに見ていて面白い野球ができればいいなと思います」と本拠地での再スタートを誓った。(川上 晴輝)