
日本ハムは21日、ヤクルトとのオープン戦(エスコン)に3―4と敗れた。「7番・捕手」でスタメン出場した田宮裕涼捕手(25)は、二塁打を含む2打数2安打。3月に入り、一時は11打席連続無安打と苦しんだが、復調のきっかけをつかんだ。守っても侍ジャパンからチームに復帰した伊藤大海投手(28)とバッテリーを組み、3年連続開幕スタメンマスクに大きく前進した。 力強く鮮やかに、田宮が広角に打球を飛ばした。2回1死走者なしで打席に入ると、ヤクルト先発・山野のフォークをすくい上げた。右翼線へ運ぶ二塁打。さらに4回には、同じく山野から今度は外寄りの真っすぐを逆方向へはじき返し、三遊間を破った。今季のオープン戦では初となるマルチ安打。「ヒットが出てるんで、よかった」と開幕へ向け、状態を上げてきた。
3月に入り、バットでなかなか結果が出ていなかった。7日のロッテ戦(エスコン)で2打席目に安打が出て以降、17日のDeNA戦(エスコン)まで11打席9打数無安打。要因はタイミングだった。
「タイミングが取れていなかった。タイミングがしっかり取れていないと打てない。構えを新しくしていたんですけど、そこがタイミング合わなかったので、構え方だけ去年のフォームに戻しました」。20日のヤクルト戦(エスコン)で12打席ぶりの安打が出ると、ここ2試合は3打数3安打1四球と完全復調。「久しぶりに打ってるなという感じがして、うれしいです」と笑った。
守っては開幕投手・伊藤をリード。自身にとって3年連続開幕スタメンが有力な状況で、実際のボールを体感し「エースが帰ってきたなって感じですね」とうなずいた。攻守とも手応えを持って臨む3月27日、敵地でのソフトバンクとの開幕戦。「(オープン戦は)あと1試合だけなので、しっかり合わせていきたいなと思います」と語った田宮が、チームを3年連続開幕戦勝利へと導く。(山口 泰史)