
◆練習試合 日本ハム8-4阪神(8日・名護)
日本ハムの達孝太投手(21)は8日、今季初の対外試合となる阪神との練習試合(名護)に先発。1回を投げ1安打無失点、2奪三振と順調な仕上がりを披露した。いずれもWBC日本代表に選出されている森下翔太外野手(25)から空振り三振を奪うと、佐藤輝明内野手(26)は1球で右飛に仕留める侍戦士斬りで、スイーパーなど変化球にも手応えをつかんだ。
飛躍を感じさせる11球で、2026年のスタートを飾った。今季初の対外試合。“開幕投手”に指名された達は、先頭・前川を真っすぐ2球で追い込むと、最後はフォークで空振りを奪い3球三振。森下も空振り三振に仕留めると、ディベイニーには中前打を許したが、最後は佐藤を高め直球で右飛に封じた。1回を1安打無失点2奪三振の内容に「良かったと思います」と穏やかに笑った。
球速はスピードガンの不調で表示されなかったが、「152、3(キロ)出てたんじゃないかなと思う」と本人が語ったように真っすぐは威力十分。さらに森下への2球目にスイーパーで追い込むと、3球目にはスライダーとカットボールの中間である新球スラッターも試投した。「(新球は)ちょっと外れちゃって。反応は見れなかったんですけど、スイーパーは反応的にも良かった。右バッターには使えるんじゃないかなと思います」。昨季から課題にしてきた横の変化にも、手応えをつかんだ。
侍戦士との対戦を有効に生かした。スイーパーについては「肩口からアウトローぐらいまで曲がってた。反応は自分の中では良かった。手も出なかった感じだったと思うので」と振り返った。WBCへ向けて準備を進める相手だけに「調整が早い方だと思うので、ある程度反応を見れたのは良かった」とうなずいた。
堂々たる姿に、新庄監督も「達くんにしても細野くんにしても貫禄あるね。マウンドさばきも完璧だったし」と絶賛した。「ボールの状態はいいので、球数を増やしていく調整と再現性の高いボールを投げること」と今後の展望を語った達。予告されている開幕3戦目、進化した姿でマウンドに立つ。(山口 泰史)