
オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が5日、恩師からの「ナンバーワン指令」に発奮した。駿河総合(静岡)時代の望月俊治監督(60)が、7年目で初めて宮崎キャンプを訪問。「年を取るにつれていろいろ大変だと思うんですけど…(笑)。その中でも来ていただき、本当に感謝しています」と再会を喜び、指揮官の言葉を受け止めた。
「まだまだ足りないものがある。誰が見ても、日本のショートといえば紅林だなって言われる選手になってもらいたい」。目標としていたWBC出場を惜しくも逃した中、そんなゲキを飛ばしてくれた望月監督を一言で表すならば「プロという道に導いてくれた人」だ。「本当にプロになろうとは1ミリも思っていなかった」と、高校2年時には「社会人くらいでやれたらいいです」と思いを打ち明けたことがあった。
「すごく伸びるものを持っている。やるなら上を目指せ」。そこで返ってきた言葉がきっかけとなり、今では正遊撃手としてチームを支える立場になった。「監督にもっといい姿をみせたい」。1月の結婚式では恩師からスピーチで「3割、30本、ノーエラー」のノルマが設定された。25年は2割6分、9本塁打、7失策。果敢に挑み、クリアした先には、まだ見ぬ景色が広がっている。(南部 俊太)