
日本ハムの西岡剛野手総合コーチ(42)が、イズムを注入し、秋季キャンプ第1クールを締めくくった。
3日にエスコンで行われた秋季キャンプの打撃練習の最後。西岡コーチが投球役を務め、清宮幸と万波の打撃対決が繰り広げられた。2ストライク設定で3イニングの戦いは、万波が4本塁打を放つなどし、9―2で勝利。敗れた清宮幸はマイクを手にし「後輩に花を持たせるということで。勝たせてあげました」。そう口にしつつ「うそです。完敗です」と続け「もう1クールあるので、皆さん、僕らの楽しく野球をやる姿を見に来てください」と5800人の観客に呼びかけ、拍手を受けた。
10月31日に就任した西岡コーチの発案で、2日から対決は実施された。昨年、1軍チーフ打撃兼走塁コーチを務めたロッテでは「ゲームで終わるのは、キャンプではずっとやってきた」と恒例としてきた。その意図を「最後にもう1回集中して、お客さんもいることで真剣にできる」と説明した。刺激を与えると同時に、詰めかけた人たちを喜ばせる粋な企画に、清宮幸は「全然駄目でしたけど。楽しくできたので。良かったです」とほほ笑んだ。
西岡コーチは練習中、野手陣には身ぶりを交えて走塁を指示。清宮幸の打撃練習では「重心の位置が、テイクバックしてから打つまでに体重移動が大きすぎる。あれではコンタクト率も上がらない」と軸足を内側に入れるように指示するなど、熱心に指導も行った。新庄監督が絶大な信頼を置いて招へいした新コーチの存在が、日本ハムを活性化させている。