
巨人、ロッテ、レッドソックスでプレーした沢村拓一投手が現役引退を決断した。日米計15年間のプロ生活で通算549登板の剛腕が第二の人生に歩み出す。
沢村の朝は早い。キャンプ中は7時前からトレーニングするのが日課。普段の午前練習の日も6時台に球場入りして全体練習前から黙々と体を動かしていた。
「これが仕事ですから。当たり前ですよ。努力とかじゃない。やるべきことをやっているだけです」。原動力はプロ野球選手という職業への誇りと責任だった。
オフの自主トレはハワイなどで行い、メジャーのレッドソックスでもプレーして海外で過ごす時間も多かった。「アメリカのジムに朝行くと、多くのビジネスマンが仕事の前にトレーニングしているんです。終わったらパッとスーツに着替えて出社していく。時間は作るものなんだなって。時間がないっていうのは言い訳なんですよね」
アメリカでは、仕事ができると言われる人は自己管理ができて体形も引き締まっている人が多いと言われている。日本よりも人々にトレーニングの習慣が根付いていることを実感。中大時代から常に準備を大切にして、貫いてきた信念と重なる部分があった。
時間を作り、積み重ねた豊富な練習量が計15年間、一度も手術せず力強い剛速球を投げられた要因だろう。現役引退を決意した後、年明けも朝からトレーニングを継続している。「野球をやめるのに何でやってるのかなと思ったら習慣なんですよね。体に染みついている感じです」。これからも体を動かし続ける。(片岡 優帆)
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