
勝負の3年目で念願の支配下登録を勝ち取れるか―。西武は23年育成ドラフト1位左腕・シンクレア投手(24)に注目だ。
原点に立ち返った。25年、12月18日まで沖縄で開催されたウィンターリーグに志願し参加。カナダ人の父と日本人の母を持ち、英語が堪能な左腕。期間中は主に外国人選手と公私を共にした。7歳で野球を始めたが、22歳の時に四国IL徳島に入団するまでに日本でプレーしたのはわずか1年間だけ。外国人選手らが「勝負を究極に楽しむ」姿を見て「マインドセットって大事。自分が一番っていうマインドでいかないと、マウンドで弱気になっちゃうともったいないよねって」と海外でプレーした頃の純粋な気持ちがよみがえった。
25年は春季キャンプ中のケガで出遅れ公式戦出場なしに終わるも、秋のみやざき・フェニックスリーグでは7試合8イニングで12奪三振無失点と大きく飛躍。一方、5四球を与えた「制球力」はオフにも持ち越された課題だ。チームはドラフト2位で中大の左腕・岩城を指名。「左のリリーフ枠」はさらなる競争激化が予想されるが、「自分のやれることをやれば全然トップを目指せる自信がある」ときっぱり。長い冬を越え春を迎える日は近い。(大中 彩未)
◆シンクレア(本名:シンクレア・ジョセフ・孝ノ助)2001年6月12日、カナダ出身、24歳。7歳の時に吉川ストームで野球を始め、カナダ・ジョンオリバー高、アメリカ・コチス短大、メアリー大を経て23年5月に四国IL徳島に練習生として入団。同6月に契約選手に昇格すると、同年育成ドラフト1位で西武に指名された。193センチ、94キロ。左投左打。26年年俸は400万円(金額は推定)。
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